はじめに
オフィス空間は経営課題を解決する、経営資源である。
第一章【 事例に学ぶ 】
経営者の思い描く“ あるべき姿”を
オフィスに落とし込み、社風を変える
1 アクロスロード株式会社 津田徹社長
「仲間とのつながり」に価値を感じる「帰る場」づくり
社員全員が主体的に考え、発言し、活発にコミュニケーションを取るために
2 株式会社コムブリッジ 殖栗聡昭社長
「負のスパイラルから脱却するために
空間を変え、新しい社風に生まれ変わった
オフィスを変えて、皆が会社を変えようという気持ちになった
3 バリオセキュア株式会社 稲見吉彦社長
「意識をさせずに社長の描く社風に変える、空間づくり
「女性の営業職採用の強化」と「エンジニアの働きやすさ」の両立を追求
第二章【 常識を疑う 】
オフィス空間を見直して
経営課題を解決する14カ条
総務に原案づくりを任せるから失敗する?!
空間を投資と考えないから、ジャッジを間違える?!
他社の事例を参考にする」が間違いの第一歩?!
今の社風に捕らわれるから、変革が起こせない?!
空間投資の成否は、変化の価値の見極めで決まる!
「見せたい」と「見せるべき」の混同が投資効果を下げる? !
人が動くようにつくらないと、人は動かない!( ナッジ理論の活用)
社員アンケートは取らない方が良い!
レイアウトより、幹部社員への説明の仕方が大事?!
設計会社に任せると失敗する?!
「何にでも使える空間」は会社の進化を阻む?!
ABWは、やり方次第で組織崩壊?
プロポーザル方式の勧め
空間の特性を知らないと、効果に気づけない?!
第三章【 特別対談 】
行動科学に基づく空間づくり
友野典男先生( 明治大学元教授)
人の行動を決める『システム1 』と『システム2 』
『システム1 』へ影響を及ぼす空間
納得や腹落ちによる行動変化に必要な『システム2 』
直感( システム1 )は間違えやすいという欠点も
将来のことを考えるときに必要なこと
相手の人数が多くなると『システム1 』への伝達は困難
社風変革への反発と共感について
ナッジ理論
集中して仕事を続けるためには
物理的に仕事が中断してしまう阻害
周りに気をとられて仕事が中断してしまう阻害
仕事に集中しやすいBGMの実験
オフィスのコミュニケーションスペースは機能しにくい?!
同調性の影響は大きい
人材採用は『システム1 』が強く影響する
競争させたいのか! 協調させたいのか!
モチベーションの源
『働き方改革』から『働く人改革』へ
第四章【これからのオフィス】
コロナ禍のオフィスに求めるべきこと
「情報伝達」と「感情伝達」
オンラインでの「感情伝達」は負荷が大きい?!
オフィスに施すべき仕掛け
コロナ禍のオフィスに求めるべきこと
おわりに / あとがき
株式会社翔栄クリエイト 執行役員 ビジネスクリエイション事業部 事業部長 河口英二(筆者)
株式会社翔栄クリエイト 代表取締役 宇佐神慎