使われないサテライトオフィス?!


使われないサテライトオフィスが増加傾向?!

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ワークスタイルの多様化が見直されています。

感染リスクを避ける為、わざわざ都心まで行かなくても、自宅最寄りのテライトオフィスに行けばよい! 社員は「自宅」「最寄りのサテライトオフィス」「本社オフィス」等、仕事に合わせて自由に場所を選択できる。新型コロナウイルスが流行りだした後、働く環境改善の意識が高い企業ほど、そのような動きが早かったと感じています。社員の選択肢を増やす為の投資。素晴らしいですよね。

しかし、、、そのような会社から
「サテライトオフィスが、ほぼ利用されていない…。使っている人はいつも同じ人…」という話を良く聞きます。


私は当然の結果だと思っています。

なぜなら、、、


自宅でも、サテライトオフィスでも、どちらでも良いなら、わざわざサテライトオフィスに行かないですよね。

サテライトオフィスに行くには、
わざわざ
 ・早起きをして、
 ・着替えて、
 ・通勤時間を消費して
 ・移動労力をかけて
 ・感染リスクをおかして
行く事になりますので、デメリットが多い
という事です。

これらは、オフィスワークを基準に考えると普通の事ですが、今は「これらデメリットが無い在宅勤務」との比較になるので、判断基準は変わりますね。


そして、それを基準として、
例えば、、、
「自宅では仕事をする場所が無い・・・」
「自宅の椅子は長時間座っていると疲れる・・・」
「自宅だと、家族が居て仕事に集中できない・・・」
等、自宅で働く事のデメリットが、サテライトオフィスに行くデメリットを上回る場合、

もしくは、
「今日は、サテライトオフィスで働いた帰りに買い物に行こう。そうしたら交通費も会社から貰えるし!」
等、サテライトオフィスに行く事がメリットとなる場合。

というような、サテライトオフィスに行く事のデメリットを上回るメリットがある人のみが使う事になる為、少人数の決まった人だけが、いつも使っているという状態になるわけです。


経営側、管理側の立場から考えると「自宅」「最寄りのサテライトオフィス」「本社オフィス」をフラットに捉え、どれでも自由に使える環境を整備したと考えがちですが、社員の立場から考えると、これら選択肢はフラットでは無く、自由に選択して良い以上、メリットがある(デメリットがない)所に集中するのは自然の流れと言う事です。

サテライトオフィスの維持は費用がかかります。
だったら、自宅で働けない人・働きたく無い人を事前に確認し、その方々分のシェアオフィスの契約をした方が、コストパフォーマンスは良さそうですよね。

ちなみに、社員全員がシェアオフィスが使えるよう契約している会社からも、同じ理由で、特定の人しか利用していないという話を良く耳にします。

働いている人は、ほぼ感情(システム1)で行動を決めている人間です。
理論的に考えるだけでなく、感情を基とする人間の行動の本質も考慮して戦略を立てる事が大事なのだと思っています。



※人はほぼ感情で行動を決めているという明治大学元教授のお話はこちら
 ↓ ↓ ↓

 「人の行動の8~9割を「システム1」が決めていると言われています。
 明治大学元教授 友野典男様

友野教授

ビジネスクリエイション事業部
事業部長 河口英二